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【体験談あり!】販売・サービス職からでも本当にITエンジニアになれるの?

2022.06.06最新更新日 2024.01.09

【体験談あり!】販売・サービス職からでも本当にITエンジニアになれるの?

ITエンジニアの需要は近年ますます高まっていますが、全く違う業種からの未経験者でも転職可能なのか?と迷っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、未経験でも本当にITエンジニアになれるのか、実際に販売サービス職からエンジニアへ転職した人の経験談も合わせて紹介していきます。

販売・サービス職からITエンジニアになれるのか?

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結論からいうと他業種からITエンジニアになることは十分可能であり、未経験から転職後に活躍している人は数多いです。

未経験からのITエンジニアが増えている理由

2019年3月に経済産業省が発表した試算によると、ITエンジニアは2030年の段階で約79万人の人材が不足するとされています。未経験からのITエンジニアが増えている理由は需要に対しての供給が追いついておらず、価値が大きく高まっていることが挙げられます。
参考:経済産業省委託事業 IT人材需給に関する調査

ITエンジニアと販売・サービス職は似ている

販売・サービス職と同じく、ITエンジニアもお客様に対してのサービス精神を重要視している職種です。0から学んだとしても販売・サービス職で培った経験があれば大いに役立つでしょう。

<ITエンジニアの仕事の進め方>

要件定義 お客様の要求に合わせ、どのようなシステムを作るか決定
設計 決まった要件を基に、システムの設計書を作成
構築・開発 設計書に従い、システムを構築
検証 構築したシステムが正常に動作するかテストを実施
リリース 作ったシステムがいよいよお客様に使われる瞬間!
運用・保守 システムが問題なく稼働するように監視やメンテナンス

<飲食店に例えると>

要件定義 食べたいメニューを開く
設計 レシピを作成
構築・開発 レシピ通りに調理
検証 味見
リリース 料理を提供
運用・保守 お客様がおいしく料理を食べているか追加オーダーは必要ないかなどを確認

文系のITエンジニアが増えてきている

40〜50代だと理系の人が多く、20〜30代では文系の人が多い現状があります。未経験者に対するフォロー体制が整ってきており、いまやITエンジニア業界は文系、理系の枠組みを意識する必要はない程に変化しているため、文系から始めることも十分可能です。

ITエンジニアに向いていたり重宝されたりする人

未経験者からでも可能なITエンジニアですが、中でもどんな人が向いていたり重宝されたりするのでしょうか?ITエンジニアに特に向いている人の特徴を紹介していきます。

コミュニケーションを上手くとれる人

ITエンジニアというとPCの前で黙々と作業をしている姿を想像されやすいですが、実際にはお客様と会話をする時間も同じくらいあります。コミュニケーションが必要な仕事なので、販売・サービス業で培った経験があればITエンジニアへ転職したときにもコミュニケーションによって活躍できる機会は多いでしょう。

人と会話をすることが好きな人

販売・サービス職はお客様との会話が大事な仕事で、その業界の経験者は人が好きだったり、会話が好きだったりする人が多いです。会話以外にもお客様への気配り・目配り・心配りなど、前職で培ったスキルや経験はITエンジニアに転職しても使える重要なコミュニケーションスキルです。

サービス精神がある人

販売・サービス職と同じくITエンジニアはサービス精神が必要な仕事です。さらに、お客様にどのようなニーズがあるかといった内面まで理解するためには、知識だけでなく経験も必要です。前職でコミュニケーションスキルを磨いてきた人であれば、お客様との信頼関係の構築や、相手のニーズを引き出すことも自然に行えるでしょう。

作業を自動化しようと考えられる人

例えばレジ打ちが面倒くさい、自動化できないかなと考えられる人であればITエンジニアに向いています。レジ打ちの作業そのものの自動化ができれば人件費も掛からず、間違いが起こる可能性も低くなるからです。世の中に溢れている既存のシステムを見直し、お客様のニーズに合った使い勝手の良い環境を作ることがITエンジニアの仕事の一つです。

カフェの店長からITエンジニアになった人にインタビュー!


激務といわれるカフェの店長からITエンジニアになった人へインタビューを行いました。

プライベートの時間を作るために

私が転職しようと思ったきっかけは、プライベートの時間を作りたいからでした。カフェの店長をしていた頃は、準備なども含め12〜14時間くらいの労働時間が多く、休日も週に一度あるかどうかという状況でした。電車は始発に乗り終電で帰ることが日常茶飯事で、そんな労働環境を変えるため、飲食以外で手に職を付けたいと思ったことが始まりです。

PCスキル0の状態からスタート

当時のPCのスキルレベルというと、コピーをするためのショートカットキー(Ctrl+C)や、コピペや切り取りという言葉の意味も分からないレベルから始まりました。

勉強をするのは主に業務の中で

土日は全く勉強せずに、行き帰りの電車を使って勉強していました。平日は仕事帰りにカフェでコーヒーを飲みながら1.2時間程度の勉強をしていた程度です。
勉強に関しては環境がすでに整っているので問題はありません。わからない言葉などがあればネットで言葉を検索して学ぶ程度でした。

店長時代に培った連携スキルを発揮

接客で培ったコミュニケーションスキルが活かされているかなぁと思います。エンジニアも周りの人との連携が必要なので、店長時代に培った年齢や性別に関係なくコミュニケーションをとり関係を構築するスキルは現在も役立っています。

プライベートの時間が確保できるように

前職では土日祝日は働いていることが多かったですが、現在は休みがしっかりとれるようになりました。連休、年末年始などの繁忙期は休みが取れないことが当たり前だったので、こんなに休めるんだという喜びを味わってます。

カフェの店長よりも良いお給料に

私の場合、前職は管理職だったためそれなりにお給料が高かったことに加え、ITエンジニアは未経験だったのでやはり最初は下がりました。ただそれも始めの段階だけで、現在は前職よりも高いお給料をもらうことができています。

用語が全く分からず苦労

大変だったのは用語を覚えることです。普段あまりなじみのない英語やカタカナの言葉が多く、なんの話をしているのかすら分かりませんでした。その単語を調べてみると、今度はそれを説明している言葉が分からないということもあります。メモを取ってみても、用語を理解していないため、メモ自体が間違ってしまっていることもよくありました。

プロジェクトが終わった瞬間に達成感

プロジェクトが完遂したあとなどは、目に見えるかたちでやるべきことが終わったとはっきりと分かるから嬉しいです。自分が設定したものをお客様に納品し、システムが正しく動いたとき、つまり、「お疲れさまでした!」となったとき、この瞬間はしっかりできて良かったという達成感が一番強いです。一見華やかに見えても実は泥臭いこともひたすら頑張っています。

パチンコの店員からITエンジニアになった人にインタビュー!

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次はパチンコの店員からITエンジニアになった人へのインタビューです。

将来性に不安を感じて

転職を考えたきっかけは、今後の将来性に不安を感じたことです。労働時間自体は1日に8時間と普通だったのですが、一緒にパチンコ店で働いている人を見ていると将来もずっとパチンコ店で働いている人が多く、今後の将来性に不安を感じ、手に職を付けたいと思いました。その他のきっかけとしては、もともとパチンコ店のボタンなどを解体し修理しているうちに仕組みが面白いなぁと、これはどういう仕組みなんだろうと興味を持っていたこともあります。

関数が少し分かるレベルからスタート

入社当初のスキルについては、PCが好きだったのでエクセルなどもちょこちょこ触ってはいたため、少し関数が分かるくらいのレベルでしたが、慣れればなんとかなるんじゃないかなぁと思っていました。

猛勉強でよりレベルの高いエンジニアへ

私の場合は入社して最初の1年で平日は1日3時間、休日は1日12時間勉強していました。同期がかなり勉強していたため、私の勉強量はこれでも4番目くらいだったと思います。これだけ勉強していたのでかなり早く資格も取っていました。もちろん業務の中で学べるし、そこまで勉強しなくても大丈夫ですが、もっとレベルの高いエンジニアを目指したいと思ったことが頑張っていた理由です。

サービス業で培ったコミュニケーションスキルを発揮

サービス業で培った中でも特に役に立ったスキルとしては、コミュニケーション力です。前職の場合、状況がよく分からないままクレームを受けることが多々あったため、まずは相手の話をよく聞いて解決するようにしていました。そういった経験は、現在でもコミュニケーションスキルとして活かせています。

有給も必ず毎年取得可能に

有休も必ず毎年消化できています。繁忙期は、たしかに忙しいですが1日に2時間ぐらいの残業(月30時間ぐらい)です。前職と比べたら格段に良い環境になりましたね。

入社時より倍以上の給料に

パチンコ店の時は肉体労働なのでその分給料が高く、入社時点では前職に比べて大きく下がりました。しかし、それも最初だけの話で、今は入社時の倍以上もらえているので給料面でも不満はありません。

英語を使った業務に苦労

入社後特に苦労したことは、入社して2年経った頃に海外の人と連絡をとりながら行った作業です。相手とのコミュニケーションは英語で行っていましたが私は英語に慣れていなかったため言語の壁がありました。そこで、英会話教室に通いながら、なんとか作業をやり遂げられました。難しくはない作業でしたが、色々な部分でリスクを考えないといけなく大変でした。

資格を取得した瞬間に達成感

達成感を感じる瞬間は資格を取得した時です。資格の取得は目に見えての成果が分かるので、合格したときはとても達成感があります。合格の嬉しさだけでなく、資格報酬金制度があり収入面でも目に見える形でも成果がありました。ITエンジニアと言っても能力はピンキリです。勉強しなくても問題ありませんが、しっかりと学んでいれば今よりずっと先のステージへいけます。

まとめ

ITエンジニアは需要があるため、未経験から転職する人も多くいます。また、PCを使って作業する時間と同じくらい、お客様とのコミュニケーションに時間を使うことから、販売・サービス職の人に向いている職業だと言えます。IT業界は今後ますます加速すると考えられているため、将来的にも安心して働くことができるでしょう。

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