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564名のエンジニアが回答!本当に必要なクラウド関連の資格TOP5

2022.10.19最新更新日 2024.01.09

564名のエンジニアが回答!本当に必要なクラウド関連の資格TOP5

エンジニア領域の資格取得は保有スキルの証を得られるだけでなく、自分のスキルレベルを知るよい機会になります。取得に向けて励んだ学習は、その後の仕事にも活きてくるでしょう。
今回はSESplusが実施したアンケート結果から、取得希望の多いクラウド関連の資格をピックアップしました。資格取得の難易度やおすすめの勉強法のほか、取得が向いている分野・職種もあわせて解説します。どの資格を取るべきか迷っているエンジニアは、ぜひ参考にしてみてください。

アンケート結果1:回答者の属性

まずは、当アンケートにおける回答者の属性を見ていきましょう。
年齢・性別・携わっている技術領域
年齢と性別の分布は、次のとおりです

アンケート回答者の年齢層
回答者がもっとも多かったのは、男性が30代、女性が20代でした。50代以上の回答者も男女合わせると30名近くおり、幅広い年代から回答を得られたことがわかります。また、いずれの年代も男性が圧倒的に多く、男性比率が大きいIT業界ならではの属性結果といえるでしょう。

技術領域
携わっている技術領域はITインフラがもっとも多く、次点がアプリケーションやメカトロニクスです。ヘルプデスクやケミストリーなど、比較的マイナーな職種の方からも回答を得られた結果となっています。

年収

アンケート回答者の年収は、次のとおりです。
年収
年収は、男女ともに400万円未満がもっとも多くなっています。一方、1,000万円以上の回答者は全体の約1.6%です。同じエンジニア職でも、年収差が大きいことがよくわかります。

アンケート結果2:クラウド関連で取得したい資格TOP5

クラウド関連で取得したい資格として挙げられたのは、次の5つです(重複回答あり)。
クラウド資格
それぞれの資格について、その概要や取得の難易度などを見ていきましょう。おすすめの勉強方法や取得に向いている分野・職種も、あわせてチェックしてみてください。

1位:AWS認定クラウドプラクティショナー

AWS(Amazon Web Services)認定資格は、AWSを導入する企業が増えたことで取得を目指す方が急増している資格です。このうち、クラウドプラクティショナーは、AWS認定資格の中でもっとも基礎的なレベルの知識を問う資格になります。具体的な試験項目は、おもに次の4つです。

● クラウドのコンセプト
● テクノロジー
● セキュリティとコンプライアンス
● 請求と料金設定
資格取得の難易度・おすすめの勉強方法
AWS認定クラウドプラクティショナーの取得難易度は、それほど高くありません。AWSクラウドの使用経験が6か月前後の初級者のほか、これからAWSを学んでいきたいという初学者でもテキストで学習することで十分合格できます。テキストは、AWSの基礎知識を網羅的に学べる「AWS認定資格試験テキスト」がおすすめです。AWSの知識に触れるのは初めてだという方は、図解が豊富な「AWSしくみと技術がしっかりわかる教科書」を併用すると、効率的にAWSについて学べるでしょう。
どんな分野・どんな人に向いてる?
AWS認定クラウドプラクティショナーは、クラウドの基礎知識を問う資格です。そのため、クラウド業界に携わるすべてのエンジニアに向いている資格といえるでしょう。実際、アンケートでも多様な職種で取得希望が聞かれています。エンジニアとして活躍している方はたしなみとして、これからエンジニアになる方は最初に乗り越える壁として、資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。

2位:AWS認定デベロッパー

AWS認定デベロッパーは、AWSクラウドの開発・運用に関する知識を問う資格です。具体的な試験項目は、次の6つです。

● 開発
● デプロイ
● セキュリティ
● モニタリング
● リファクタリング
● トラブルシューティング

AWS認定クラウドプラクティショナーにくらべると、より実践的な知識や技術について問われることがよくわかります。
資格取得の難易度・おすすめの勉強方法
AWS認定デベロッパーは、AWS認定資格のうち「アソシエイトレベル」に含まれる中級者向けの資格です。取得を目指す目安は、AWSクラウドの使用経験が1年以上とされています。
おすすめの勉強方法は「AWS認定デベロッパーアソシエイト」などの書籍で学びながら、実際にAWSを操作することです。AWSにアカウント登録すれば、無料枠で85以上のAWSを操作できます。サインアップから無料で12か月間操作できるため、テキストでの学習と並行して積極的に操作練習を積んでいきましょう。
どんな分野・どんな人に向いてる?
AWS認定デベロッパーは、AWSベースのアプリケーション開発や保守に携わっているエンジニアに向いている資格です。アンケートにおいても、回答者の多いITインフラに次いで、アプリケーション分野に携わるエンジニアから取得希望が多く聞かれています。

3位:AZ-900(アジュール・ファンダメンタルズ)

AZ-900は、マイクロソフト社が提供する「Microsoft Azure」の基礎知識を問う資格です。Microsoft AzureはAWSと並んで導入企業が多いクラウドサービスであり、資格の取得を目指すエンジニアが増えています。具体的な試験項目は、おもに次の5つです。

● クラウドの概念
● Azureの主要サービス
● セキュリティ
● プライバシーやコンプライアンス
● コスト管理や品質保証
資格取得の難易度・おすすめの勉強方法
AZ-900で問われる内容はクラウドサービスの基礎知識であり、AWS認定クラウドプラクティショナーと同等レベルといえます。そのため、取得難易度もそれほど高いわけではなく、これからAzureについて学びたい方にもぴったりでしょう。
おすすめの勉強方法は、テキストとマイクロソフト社が公表している資料の併用です。マイクロソフト社の公式資料「Microsoft Learn」は英語の訳文のため、わかりにくい表現が多くあります。そのため、「合格対策テキスト&問題集」などを一読し、専門用語や略語などを押さえておいた上で公式資料を読み解いていきましょう。AWS同様、Azureアカウントを作成し、操作訓練をするのもおすすめです。
また、試験問題も英語の訳文であり、意図が読み取りにくい問題文も少なくありません。試験本番で戸惑うことがないよう、模擬試験に繰り返し取り組んで慣れておくとよいでしょう。
どんな分野・どんな人に向いてる?
AZ-900はクラウドの基礎知識を問う資格のため、エンジニアになりたての方や、これからエンジニアを目指す方が挑戦しやすい資格です。アンケートでは多様な職種で取得希望が聞かれ、その中でもアプリケーション分野に携わるエンジニアが多い傾向にありました。とくに、Azureを導入している企業に勤めている、あるいは勤める予定のエンジニアは取得しておくと自身のスキルをアピールしやすいでしょう。AZ-900はAzureのサービスや価格についても問われるため、営業や企画に携わるエンジニアにも向いている資格でもあります。

4位:AWS認定ソリューションアーキテクト

AWS認定ソリューションアーキテクトは、アーキテクチャの設計について問う資格です。単なる設計だけでなく、コスト効率や耐障害性など運用における総合的なスキルが問われます。
資格取得の難易度・おすすめの勉強方法
AWS認定ソリューションアーキテクトは、クラウドプラクティショナーの上位資格にあたるため、相応の知識・技術レベルが必要です。具体的には、AWSの使用経験が1年以上とされています。とくに、セキュリティやコンプライアンス要件の実装経験がある、AWSベースのアプリケーションにおける技術的要件の定義ができる方は、自身のスキルレベルをチェックする上で挑戦しやすいでしょう。
どんな分野・どんな人に向いてる?
アンケートではITインフラ分野に携わるエンジニア、とくに年収が400万円以上の方に取得希望が多い傾向にありました。クラウドの経験を積み、中級者以上にステップアップしたい方、システムの最適化に向けて調整・管理する方に向いている資格といえます。

5位:Google Cloud認定資格

GCP(Google Cloud Platform)はAWS、Azureと並ぶ3大パブリッククラウドのひとつです。Google Cloud認定資格では、GCPに関連した知識や技術を問う資格になっています。
資格取得の難易度・おすすめの勉強方法
Google Cloud認定資格に含まれるレベルは、次の3つです。

● ファンダメンタルレベル
● アソシエイトレベル
● プロフェッショナルレベル

ファンダメンタルレベルは、AWSクラウドプラクティショナーやAZ-900と同じように初学者向けです。アソシエイトレベルは、GCPでの構築経験が6か月以上の方が取得を目指すよう推奨されています。プロフェッショナルレベルに挑戦できる方の目安はGCPでの構築経験が1年以上、あるいはクラウド業界での経験が3年以上です。
勉強方法はどのレベルでも基本的に同じであり、公式ドキュメントやテキスト&問題集の読み込みや演習が大切になってきます。テキストは「GCPの教科書」や「GoogleCloud認定資格公式ガイド」を活用すると、GCPについてひととおり学べるでしょう。また、GCP認定のトレーナーによる講座を受講すると、よりレベルに合った学習ができます。
どんな分野・どんな人に向いてる?
アンケートでは多様な職種で取得希望が聞かれましたが、とくにエレクトロやメカトロに多い傾向にありました。とくに、GCPを導入している企業に勤めているエンジニアは、Google Cloud認定資格を取得しておくと保有スキルの証としてアピールできるでしょう。

まとめ

564名のアンケート結果から、クラウドサービスに関連する資格のうち、初級〜中級資格の取得希望が多いことがわかりました。初級者向けの資格はエンジニアとしてすでに活躍している方だけでなく、これからエンジニアを目指す方にもぴったりな内容です。現役エンジニアも自身のスキルレベルをチェック・証明できるよう、積極的に資格を取得していきましょう。

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