アンケート結果1:回答者の属性
まずは今回のアンケートで回答いただけた方の属性についてまとめました。こちらの前提条件も踏まえて、アンケート結果を参考にされてください。
年齢
回答者の年齢は以下の通りです。
今回の回答では30代と40代のエンジニアが中心です。20代は少なめですが、30代から50代まで幅広い世代にアンケートをとっているため、先輩エンジニアが派遣先で働いた際の経験談を、統計的なデータで把握できます。普段、社外のエンジニアと接点を持つ機会が少ない方は、こちらのデータをもとにご自身の今後のキャリアプランを設計してみてください
性別
回答者の性別は以下の通りです。
今回の調査では、男性が82.6%・女性が17.4%となりました。エンジニアを対象としたアンケートであるため、男性がほとんどを占める結果となっています。
年収
回答者の年収は以下の通りです。
今回は様々な年収のエンジニアがアンケートに答えてくださっています。若手からベテランまで、色んなフェーズのエンジニアに調査した結果なので、ぜひ派遣エンジニアとして働く際の参考にされてみてください。
技術領域
回答者の技術領域は以下の通りです。
システム開発とITインフラの方々が半分以上を占めているので、開発系エンジニアやインフラエンジニアとして活躍したい方はぜひ参考にされてみてください。派遣エンジニアという働き方のリアルを知ることができます。
アンケート結果2:配属編
こちらでは、配属時の状況や、配属先でのマネジメント業務についての調査結果を共有いたします。
チーム配属と単独配属の割合
質問内容「常駐先ではチーム配属ですか?それとも単独配属ですか?」
こちらのアンケートでは「チーム配属」と答えた方が380名で割合は67.5%、「単独配属」と答えた方が183名で割合は32.5%という結果になりました。この結果を見ると、常駐先へは「チーム配属」される方が多いようです。もし転職したばかりのエンジニアが初めて現場に入る場合でも、チームで配属されると不明点や困りごとなども先輩に相談しやすい環境が作れます。チーム配属されるような現場では、精神的ストレスが大きく軽減されるでしょう。
チーム配属をされた方へ追加アンケート
こちらのアンケートでは「マネジメント経験あり」と答えた方が30.5%、「マネジメント経験なし」と答えた方が69.5%という結果になりました。現場では派遣エンジニアにマネジメントを任されるケースは少ないようです。そのため「自分はリーダーとして働くのは向いていないかも」と言う方でも心配ありません。
逆にコミュニケーション能力やリーダーシップなど、マネジメントを任せられるだけの能力があると、人材としての希少価値が高まるため、より活躍の幅が広がるでしょう。技術の学習だけではなく、組織マネジメントの学習も、現場で活躍するためには有効です。
質問内容「何名のマネジメントを実施していますか?」
こちらのアンケートでは「1名〜3名」と答えた方が39.1%と最も多い結果になりました。続いて「4名〜6名」と答えた方が31.3%、「10名以上」と答えた方が23.5%、「7名〜9名」と答えた方が6.1%という結果になっています。回答者が最も多かったのが「1名〜3名」のチーム規模であるため、マネジメントを任されるにしても、小規模のチームを担当することが多いようです。キャリアアップをするにあたり、まずは少人数のマネジメントからはじめて徐々に慣れていき、チームのポテンシャルを最大限に引き出せる人材を目指していくといいでしょう。自分一人でとことん技術を極めるのも良いですが、周りとうまく関係を築き、大きな成果を出せるエンジニアになると重宝されます。
アンケート結果3:引き抜き編
こちらでは、転職先から引き抜きを受けた方の割合や、実際に転職したかどうかを調査した結果を共有いたします。
転職の誘いを受けた人の割合
質問内容「常駐先もしくは携わったPJで一緒に働いている人に、転職の誘いを受けたことがありますか?」
こちらのアンケートでは「はい」と答えた方が20.8%、「いいえ」と答えた方が79.2%という結果になりました。派遣現場では約2割の方が常駐先で転職の誘いを受けているようです。
転職の誘いを受けた人へ追加アンケート
対象「転職の誘いを受けた人」
質問内容「実際に転職しましたか?」
こちらのアンケートでは「転職をしなかった」と答えた方が90.5%、「転職をした」と答えた方が9.5%という結果になりました。誘いを受けても転職をしない方が9割以上で、実際に転職をされる方はごく一部のようです。
それでは次に「なぜ転職の誘いを断ったのか?」「なぜ転職の誘いを受け入れたのか?」それぞれの理由について深掘りしていきましょう。
対象「転職の誘いを受けても転職しなかった人」
質問内容「転職をしなかった理由は何ですか?」
こちらのアンケートによる回答を大まかに分類すると、「相手企業に魅力を感じなかった」と答えた方が41.0%、「自社の働き方が自分に合っていた」と答えた方が39.0%、「その他の要因」が20.0%という結果になりました。
それぞれの回答の代表的な理由は以下の通りです。
「自社の働き方が自分に合っていた」
• 転職先よりも自社の方が魅力的だったから
• 会社のビジョンを比較して、Modisのほうが自分の考えに近かったから。
• Modisでもやりたいことを実現できるから
• 同じ人材サービス会社の社員から、転職の誘いはよく受けるが、Modisより待遇の良い会社が無いため
• 様々な会社で働くことができる現在のIT派遣というスタイルが自分に合っているから
• お客様先に常住して働くという働き方に満足しているため
• 会社ビジョンが転職先よりもModisのほうが自分に近いものだったため
• Modisに対する恩義があったため
「相手企業に魅力を感じなかった」
• 炎上現場で、離職率も高いのを知っていたから
• 年功序列の人事制度だったから
• 条件が良くなかったから
• その部署のキャリアパスが自分には合っていなかったから
• 金額と相手先の社風や業務への取り組み方、人間関係など合わないと感じたため
• 転職先の会社に魅力を感じなかった
• 転職先の業務に将来性を感じなかったから
「その他の要因」
• 魅力的だったが上司に止められた
• 現状を考えすぐには難しいと判断
• 転職が面倒だった
• 転職することのリスクを感じたため
• 当時GLになりたてであり、子供も小さく、プライベートとの兼ね合い。。。
「現状の働き方に満足している」「相手企業に魅力を感じない」という状況だと、いくら派遣で引き抜きにあっても、多くのエンジニアは転職したいとは思わないようです。このように派遣企業でも労働条件がよく、なかなか離れることができない優良企業も存在します。「派遣はブラック」と一概には言えませんので、ぜひご自身にとって最適な働き方を実現できる企業を選んでみてください。
それでは次に、実際に転職された方々の理由を確認していきましょう。
対象「転職の誘いを受けて転職した人」
質問内容「転職をした理由は何ですか?」
• 転職先の会社のほうが安定した売り上げをあげており、雰囲気も自分にあっていたため
• 会社組織としての魅力を前職より感じたため
誘いを受けて実際に転職された方は、わずか3名しかいませんでした。転職を決めた理由としては、相手企業の業績や組織の働き方に魅力を感じた方が多いようです。ただし回答者数が少ないため、このデータだけで転職理由の傾向を判断するのは難しいでしょう。今回の調査では、アンケートを受けた9割のエンジニアが、派遣の働き方に満足していることがわかりました。
まとめ
今回は派遣エンジニアの働き方の実態についてまとめました。常駐先へは「チーム配属」される方が6割近くとなっていて、チーム配属が多いようです。またマネジメント経験をされているエンジニアも6割近くとなっており、チームの規模も10人以上と、大きなチームでマネジメントをされている方が多くいらっしゃいます。そして常駐先で転職の誘いを受けた方は4割近くになりますが、実際は転職をしない方が9割という結果になりました。
今回のアンケート結果を元に、派遣エンジニアとして働く際のリアルな状況が伝わりましたら幸いです。そしてModisでは現状の働き方に満足されているエンジニアも多く、「同じ人材サービス会社の社員から、転職の誘いはよく受けるが、Modisより待遇の良い会社が無い」という声も上がっています。もし派遣という働き方にご興味を持った方は、ぜひ今後のキャリア選択の一つとしてModisをご検討ください。