アンケート調査概要
調査対象:SNSユーザー(X/旧Twitter経由で参加)
調査期間:2025年10月8日〜10月11日
調査サービス:SES Plus
調査方法:SNSでのアンケート
有効回答数:103件
男女比:女性(約58%)、男性(約40%)、回答しない(約2%)
回答者の年代:20代〜60代以上
ふるさと納税、約7割が「寄付済み」または「寄付予定」
今回の調査では、「2025年にふるさと納税を行ったか」という質問に対し、
「すでに寄付した(約37%)」+「これから寄付する予定(約30%)」=約67%が寄付意向を示しました。
ふるさと納税は今や特別な制度ではなく、「年末の恒例行事」として浸透している
ことが読み取れます。 特に30代・40代では「これから寄付予定」の割合が高く、「駆け込み寄付」への意識も強いようです。
人気返礼品ランキング|お肉・魚介類が圧倒的
2025年のふるさと納税でも、やはり「お肉」が圧倒的な人気(約38%)を誇りました。
続いて「魚介類(約25%)」、「フルーツ(約15%)」、「スイーツ(約10%)」と、食に関する返礼品が上位を独占しています。
お肉(牛・豚・鶏など) … 約38%
魚介類(カニ・サーモン・うなぎなど) … 約25%
フルーツ(シャインマスカット・いちごなど) … 約15%
スイーツ・お菓子 … 約10%
米・パン・麺類 … 約8%
お酒/日用品/家電など … 各4%以下
女性を中心に「自分へのご褒美」や「家族で楽しめる食材」として選ばれる傾向が強く、
返礼品選びにもライフスタイルや家族構成の影響が見られます。
ふるさと納税サイト利用率ランキング
次に、どのサイトから寄付をしているのかを調査した結果は以下の通りです(複数回答)。
さとふる … 約32%
楽天ふるさと納税 … 約28%
ふるなび … 約21%
Amazonふるさと納税 … 約10%
PayPayふるさと納税 … 約7%
その他(ふるさとチョイス、au PAY、カブアンド など) … 約2%
「さとふる」と「楽天ふるさと納税」が2強であることは依然として変わりませんが、
AmazonやPayPayなどの新興サービスが若年層を中心に浸透し始めている
のも注目ポイントです。 選定基準としては、「ポイント還元」「UIの使いやすさ」「掲載自治体の多さ」などがあげられました。
ふるさと納税は「節税」から「自己表現」へ
調査結果から、ふるさと納税に対する価値観の変化も浮き彫りになりました。
若年層 … 「ポイント還元」「キャンペーン重視」など、お得志向が強い。
中高年層 … 「地域貢献」「生産者支援」など、応援志向が目立つ。
また、「家電」や「体験型」「日用品」など返礼品のジャンルも多様化しており、
ふるさと納税が“生活の質を高めるツール”へと進化
していることが伺えます。
単なる節税手段ではなく、「自分らしさを反映できる寄付制度」として、年々その役割が変化しているのです。
2025年のふるさと納税実態調査では、約7割の人が寄付済みまたは寄付予定と回答し、制度の定着ぶりが明らかになりました。
返礼品は「お肉」や「魚介類」が依然として人気ですが、ライフスタイルに合わせた返礼品の多様化も進行中。
さらに、ふるさと納税の目的も「節税」から「応援」「自分へのご褒美」などへと変化しています。
ふるさと納税は今や“暮らしの一部”となり、自己表現や社会貢献の手段としても期待されています。
今後もその利用方法は進化し続けるでしょう。
