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SESがブラックってほんと?実はメリットが多い働き方である理由

2022.05.23最新更新日 2022.09.13

SESがブラックってほんと?実はメリットが多い働き方である理由

「SES=ブラック」と思っていませんか?
実は、スキルを身に付けられ、さまざまなことを経験できるホワイト企業も数多く存在します。また、SESに対するエンジニアの意識も変わりつつあるのです。この記事ではSESという契約について、SES業界の問題点、エンジニアのキャリアパス、について解説します。

そもそもSESはどういう契約なのか?

SES業界における契約は「派遣契約」と「業務委託契約」の2種類があり、「業務委託契約」の中に、「請負契約」と「準委任契約」という契約があります。その「準委任契約」のことをSES(システムエンジニアリングサービス)と呼ぶことがあります。まず、準委任契約を含めて、それぞれの契約について解説します。

派遣契約

派遣契約は、エンジニアが派遣先企業に常駐し派遣先企業の指揮命令を受けながら働きます。派遣元の社員として働くことになり、作業時間に対し報酬をもらうものです。

業務委託契約

業務委託の中には「請負契約」と「準委任契約」があり、一般的には、SESは準委任契約に該当します。

請負契約

請負契約は完成品を納品することに責任があります。このため、エンジニアは納期までに完成品を提出しなくてはなりません。例えば、ソフトウェアに欠陥がある場合、修正する必要があります。完成品を提出しない状態では報酬をもらうことができません。請負契約は完成品の提出に責任があります。

準委任契約

請負契約に対し準委任契約は、委託内容に対して規定の時間業務に従事することに責任があります。このため、例えば、ソフトウェアの欠陥を修正できなかったとしても責任はありません。つまり、役務を提供するのが準委任契約です。

常駐することの総称が「SES業界」

SESも派遣も「常駐する」点では変わりません。それらを総称して「SES業界」と呼ばれています。常駐先企業はエンジニアの作業時間に対し報酬を支払います。完成する義務がないことが請負契約との違いです。

SESで働くメリット

70歳、80歳となってもITエンジニアとして必要とされるには、あるいは自分らしい生き方や働き方を選べるようになるためには、「豊富な経験と知識があること」が重要です。特に身に付けたいスキルがある場合、SESであればそのようなプロジェクトに携わることが可能です。SESの働き方は将来のことを考えた場合、エンジニアとして最適な働き方でしょう。

様々な経験が積める

SESで働くことにより、多様な業務に接するなどの様々な経験が積めるというメリットがあります。特定の一社では無く、複数のクライアントとの業務を経験することは、柔軟な対応力の育成や視野を広げるためにも有効です。また、業務毎に異なった技術や知識を身に付けながら働くことを要求される場面もあり、新しい技術を学ぶ経験を積むことができます。これまで自分が触れたことの無かった分野の知識を習得するのは難しいことですが、知識習得の経験を重ねることで、自身の対応できる業務の幅が広がりキャリアアップが可能です。

教育環境の整った会社が多くある

SESで働く職場は、教育環境がより整備されている会社が多いです。そのため、自身の学びを深め実践しながら知識を身につけていくという働き方ができます。若手エンジニアの育成に力を入れている会社も多いため、今の自分のスキルにあまり自信が無いという人でも安心して働くことが可能です。また、業務内容によって異なる様々な適切な教育を受けることで、将来的に一緒に作業をするチームのメンバーに技術を指導しやすくなるなど、自分の作業環境の向上にも繋がります。

ワークライフバランス(WLB)が保てる

SESで働く場合、クライアントと労働時間を事前に契約し定めている場合が多いです。そのため、一般的にSESは残業時間が少ない場合が多く、ワークライフバランス(WLB)を保つことができます。エンジニアとしてよりスキルやキャリアをアップしていくには、職場での教育のみならず自分で行う学習も大切です。実現したいと考えている目標があり、その過程として実践しながら学びたいという人や、プライベートを大切にしたいという人でもSESで働くことができます。

未経験からでも挑戦できる

現在IT業界では人材の不足が問題視されており、未経験者であってもIT人材の需要は非常に高くなっています。また若手のエンジニアの育成や教育に力を入れている会社も多いことから、未経験からの挑戦もしやすいです。今後も更に社会のIT化が見込まれる上で、IT技術はより需要が高まると考えられます。未経験であっても挑戦が可能であり、そして実践的に学びながら成長が見込めるのは、SESの大きな強みです。

SES業界がブラックだと言われる理由

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SESの所属元の企業や派遣エンジニアの所属元の企業は中小企業が多く福利厚生などが整っていないことも多いです。そのため、さまざまな問題を抱えており、SNS等で「SES=ブラック」の構図が蔓延する原因となっています。SES業界がブラックだと言われる理由は以下の点です。

福利厚生が整っていない

SESのある企業では、残業代が出ない、休みが取りづらい等、福利厚生が整っていないことがあります。エンジニアが残業しても報酬に反映されない原因として、残業時間分を請求できない契約になっているなどがあり、申告しづらいということがあります。また、納期などの関係から自己判断で仕事を持ち帰った場合、残業と認めてくれない企業もあるのです。

プロジェクトの希望が叶わない

SES企業ではプロジェクトの希望が叶わないことがあります。営業は手が空いたエンジニアがいると赤字になるため、エンジニアの意向を無視し、配属できる企業に入れてしまう傾向があります。

営業担当もエンジニアを放任状態にする

ブラックなSES企業はチーム体制が整っていないため、現場に入るとエンジニアは放任状態にされてしまいます。また、エンジニアを過酷な条件の企業に入れて、その後のフォローなどを行わない営業担当も残念ながらいるのです。

評価基準が曖昧で報酬も上がらない

SESは評価基準が曖昧で報酬も上がらないということもあります。評価する上司が側にいなかったり、評価する人のスキルがなかったりする場合もあります。また、職場も選べないため向いていない職場で働き、結果として報酬が上がらなくなるのです。

契約金が低い状態での契約で報酬が低い

エンジニアにスキルや経験があっても、3次請け4次請けの商流である場合や、営業力がないことで契約金が低い場合があります。

SNSで蔓延する「SES=ブラック」

上述の問題より、SES業界はブラックだと言われているのです。YouTuberが「SESはやめておけ」と言ったり、LINEのオープンチャットでもSESの悪口が書かれたりしています。また、Twitterでも「未経験で入る予定のSES企業の営業に経験があるふりをしてお客様先に行こうと言われました。」などの口コミがありました。このようにSNS上ではSES業界のブラックな部分が多く書き込まれているのです。そのため、「SES=ブラック」という構図になってしまっています。

エンジニアのキャリアパス

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SESには上述のようなブラックな企業はたくさんありますが、SES企業が全てブラックではありません。エンジニアの希望を聞いてくれ、スキルが上がるような企業を選んでくれる優良SES企業もあるのです。そのような企業に入ると労働環境も良く、未経験でもエンジニアとしてのスキルアップができます。優良SES企業に入ることで、自身のキャリアパスも描けるでしょう。

エンジニアとしての市場価値

現在エンジニアは売り手市場です。転職活動をすると複数社から内定が出るほど必要とされています。終身雇用の時代が終わり、企業が保証をしてくれる状況ではなく、個人が主体的にキャリアを築いていかないといけない時代です。そんな状況では、エンジニアも一つの技術しか持たないのはリスクが大きいです。ずっと同じ技術だけしか持っていないと、その技術が廃れていったとき必要とされなくなります。その結果、エンジニアとしての市場価値が下がってしまいます。

SESに対するイメージの変化

SESに対するイメージも変わりつつあります。同じ場所で同じ人たちと働くことを好むエンジニアも多くいますが、ずっと同じ企業で同じ技術で働いていても、そのサービスや技術が廃れてしまうと市場価値としてはリスクです。実際にキャリアアップが遠回りになったり、新技術を学ぶのが遅れたりといったデメリットがあるでしょう。そうしたデメリットも知られるようになり、SESの方がさまざまな現場を経験でき、大きな案件に関われる機会にも恵まれると考えるエンジニアが増えています。例として、こんなエピソードもあります。「あるエンジニアは自社に所属して自社で開発をする仕事を希望していました。しかし、それが叶わず妥協してSES企業で働くことになりました。そのエンジニアは妥協して働くことになったという認識であったものの、働く中で様々な経験ができるのがむしろSESだと気づきました。」ブラックではないSES企業を選ぶことで時代の変化に対応し、市場価値を高められるのではないでしょうか。

まとめ

「SES業界」は、福利厚生が整っていない、プロジェクトの希望が叶わないなどブラックなイメージを持っている人も多い一方で、多様な経験が積める充実した教育体制、未経験からチャレンジできる土台など、メリットも多くあるのが実情です。SESという働き方を利用し、主体的にキャリアを築いていくということも大切です。

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