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インフラエンジニアが取るべき資格を現役SESエンジニア600名に徹底調査!概要や難易度を解説

2022.09.26最新更新日 2024.09.23

インフラエンジニアが取るべき資格を現役SESエンジニア600名に徹底調査!概要や難易度を解説

本記事では、インフラエンジニアとして活躍したい人におすすめの資格を知ることが可能です。現役活躍中のエンジニア約600名へ行った調査をもとに、インフラエンジニアが取得するべき資格や、勉強法、難易度を紹介していきます。これからさらにキャリアアップしたい人や、他のエンジニアとの差別化を図りたい人に必見の内容です。

shikaku

インフラエンジニアなら取得したい資格〜8選〜

現役エンジニア600名の方に行ったアンケート調査で、インフラエンジニアに関連する資格のランキング上位は以下のような結果になりました。

ランキング インフラエンジニアが取るべき資格 得票数
第1位 CCNA 133
第2位 ネットワークスペシャリスト 116
第3位 CCNP 102
第4位 LPIC(LinuC)レベル2 95
第5位 データベーススペシャリスト 88
第6位 LPIC(LinuC)レベル1 85
第7位 LPIC(LinuC)レベル3 49
第8位 Oracle Database Administration 45

hikaku

上位8資格の概要を比較

ここからは、資格の概要や受験費用、難易度などの情報について紹介していきます。

第1位:CCNA

CCNAとは、正式名称が「Cisco Certified Network Associate」と呼ばれる、Cisco社による認定資格です。ネットワークエンジニアの入門資格とされる本資格では、セキュリティや無線接続、レイヤーに関する知識など、ネットワークに関連し多岐にわたる知識が求められます。そのため、CCNAの取得により、ネットワークに関連する知識を証明することが可能です。

受験料

CCNAを受験する際には、「33,600円 (税抜)」の受験料が必要です。

参考:https://www.infraexpert.com/info/ccnaz.html

難易度

CCNAは、エンジニアに関する資格としての難易度は比較的低めであるとされています。しかし、専門的な知識が問われるため、資格の受験へ向けた対策が必要です。また2020年には試験の改訂が行われており、難易度が上昇したと言われています。

第2位:ネットワークスペシャリスト

ネットワークスペシャリストは、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)により主催されています。ネットワークに関する、幅広い技術を持つことを証明できる資格です。IT系の国家資格の一つであり、情報処理技術者試験の中では最も難易度の高いものとして位置付けられています。難易度が高い分、年収のアップや転職のしやすさなどに非常に有効な資格です。

受験料

ネットワークスペシャリスト試験の受験には、「7,500円 (※)」の受験料が必要です。

(※受験料に関して、情報処理技術者試験の場合は税込、情報処理安全確保支援士試験は非課税の扱いです。)

参考:https://www.jitec.ipa.go.jp/ap_net_kojin_bassui_r01a.html

難易度

ネットワークスペシャリストの難易度は非常に高く、例年の合格率はわずかに14%ほどです。ネットワークスペシャリスト試験は午前I、午前II、午後I、午後IIと4つの試験に分かれており、いずれの試験でも6割以上の得点が求められます。また、午後の試験では難易度の高い論述問題が出題されるため、問われていることを正確に理解し記述できるスキルが必要です。開催は年に一度のみであり、数ヶ月から半年ほどの時間をかけた入念な対策が求められます。

第3位:CCNP

CCNPとはCisco社による認定資格であり、正式名称は「Cisco Certified Network Professiona」と呼ばれます。先ほど紹介したCCNAの上位資格である本資格は、大規模ネットワークの実装からトラブルシュートに至るまで、幅広いスキルの保有を証明できます。

受験料

CCNPの受験には、「78,400円 (税抜)」の受験料が必要です。

参考:https://www.netvisionacademy.com/magazine/3382/

難易度

CCNPの合格率は公式には発表されていませんが、関連する資格の合格率を加味した場合、10%から20%ほどであると推測されます。合格率は低めと考えられますが、CCNPの問題集を使った学習や集合研修への参加などの対策を行うことで合格の可能性を上げることが可能です。最大で200時間程度の学習を行うことで、合格が可能とされています。

第4.6.7位:LPIC・LinuC (レベル1〜3)

LPICとは、無料のサーバー構築をすることが可能である「Linux」というOSの技術や知識を証明する資格です。カナダに本部を置くNPO法人「LPI」が主催する本資格の正式名称は、「「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」と呼ばれます。試験の難易度はレベル1からレベル3までの三段階であり、世界共通のグローバルな資格です。

また、LinuCのレベル1〜3の資格もLPICと同順位でした。LinuCとは、LPI-Japanにより制作されたLinuxの認定試験です。正式名称は「Linux技術者認定試験 Linu」と呼ばれています。クラウド時代に必要なスキルや知識を証明できる、IT技術者ならば必須の資格です。本資格の特徴としては、先ほど紹介したグローバルな資格であるLPICに対し、日本国内で活躍したい人向けということが挙げられます。

受験料 (LPIC)

LPIC試験の受験には、レベル1とレベル2が「15,000円 (税抜)」、レベル3が「30,000円 (税込)」の受験料が必要です。

参考:https://itpropartners.com/blog/13401/

難易度 (LPIC)

LPICの合格率は公式には公表されていませんが、35%ほどとされています。レベル1の場合では、未経験から独学を行った場合、1ヶ月から3ヶ月ほどの学習が合格の目安です。なお、レベル2を受験する際にはレベル1、レベル3を受験する際にはレベル2の認定が必要とされます。そのため、レベル3までの取得を考える場合には、長期的な視野での学習計画が必要です。

受験料 (LinuC)

LinuC試験を受ける際には、全てのレベルにおいて一律で「15,000円 (税抜)」の受験料が必要です。

参考:https://itpropartners.com/blog/13401/#LinuC

難易度 (LinuC)

LinuCの難易度は、レベル1の場合、未経験から独学で学び1ヶ月から3ヶ月ほどで取得が可能なレベルとされています。レベル2では3ヶ月から半年ほど、レベル3では半年から1年ほどの学習時間が目安です。合格率は公表されていませんが、未経験からでも取得が可能な難易度の資格であると考えられます。

第5位:データベーススペシャリスト

データベーススペシャリストは、情報処理推進機構(IPA)によって主催されています。データベースに関する専門的な知識が問われる本資格は、情報処理技術者試験の一つで国家資格です。システムの企画や要件定義、開発や運用に参画する技術者が本資格の対象とされています。

受験料

データベーススペシャリスト試験を受験する際には、「6,819円 (税抜)」の受験料が必要です。

参考:https://jqos.jp/kokka/databasespecialist

難易度

国家資格の一つであるデータベーススペシャリストは、情報技術系の資格の中で最も高い難易度の位置付けにある資格です。15%ほどと低い合格率の背景には、試験を構成する四つの部門への対策が必要であることや、長文読解問題の難しさなどが影響していると考えられます。独学の場合には半年から一年程度の学習時間が必要とされており、長期的な対策が必要です。事前知識や実務経験がある場合には、より短い勉強時間で取得できます。データベーススペシャリスト試験の対策に特化した参考書が出版されているため、うまく活用しながら学習するのがおすすめです。

第8位:Oracle Database Administration

Oracle Database Administrationとは、日本オラクル社が主催する「Oracle Databese」の技術試験の一つです。Oracle Database Administration試験は、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4つのグレードのうちシルバーとしての位置づけにあります。オラクルデータベースは日本で最も高いシェアを誇るデータベースであるため、人気の高い資格です。

受験料

Oracle Database Administrationの試験を受験する際には、シルバーの場合で「60,710円 (税抜)」の受験料が必要です。

参考:https://prosheet.jp/blog/columns/7990/

難易度

「Oracle Databese」の技術試験では幅広く専門知識が問われますが、専用の参考書を用いて対策することで合格に近づくことが可能です。60%以上の正答率で合格可能であり、未経験者であっても対策を行えば取得できます。

https://ses-plus.jp/wp-content/uploads/2022/09/sonota.jpg

インフラエンジニアにおすすめの資格〜番外編〜

上記で紹介した資格以外の、インフラエンジニアとして活躍したい人におすすめの資格を紹介します。

システムアーキテクト

システムアーキテクトとは、情報処理推進機構 (IPA)により主催される国家資格の一つです。システムアーキテクト試験では、情報システム戦略の正しい理解や、業務モデルの全体を把握する能力が問われます。試験の合格率は10%前後が目安です。本資格は、技術系の資格の中でも最難関の難易度を誇るとされています。

受験料

システムアーキテクト試験の受験には、「6,819円 (税抜)」の受験料が必要です。

参考:https://freelance-start.com/articles/792

難易度

システムアーキテクトは、難易度が高めの資格です。四部構成からなる試験には、記述問題や論述問題も含まれます。システムアーキテクトと同様のレベルとされる試験と比較しても、2番目に合格率が低い資格です。そのため試験の対策には、経験者であっても長時間の学習が求められます。学習時間の目安は事前知識や経験によって変化しますが、一般的に100時間から200時間が必要です。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、情報処理推進機構 (IPA)により主催されている試験です。プログラマーやシステムエンジニアとしての、技術や知識を証明できます。出題範囲は多岐にわたる本資格は、エンジニアの登竜門と名高い資格です。

受験料

基本情報技術者試験の受験をする際には、「6,819円 (税抜)」の受験料が必要です。

参考:http://pf.prometric-jp.com/testlist/fe/index.html

難易度

基本情報技術者の合格率は約20%ほどです。難易度は高めであるものの、しっかりと対策を行うことで、未経験からの独学でも資格を取得できます。IT未経験から試験を受験する場合200時間程度の学習が必要とされていますが、経験者であれば50時間ほどで合格してるケースも多いです。

matome

まとめ

本記事では、未経験からの独学で合格できる資格から、難易度の高い資格まで幅広く資格を取り上げました。資格の習得はキャリアアップや転職、収入の向上などに有効です。インフラエンジニアとして活躍したい人は、ぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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