SES Plusロゴ

SNSでアンケート!様々なランキング紹介メディア

SESPlus お役立ち 特集 【テスター・デバッカーから上流SEへ!】上流SEに成長した理由をインタビュー!活躍の秘訣に迫るなら必見!

特集

【テスター・デバッカーから上流SEへ!】上流SEに成長した理由をインタビュー!活躍の秘訣に迫るなら必見!

2022.09.28最新更新日 2024.01.09

【テスター・デバッカーから上流SEへ!】上流SEに成長した理由をインタビュー!活躍の秘訣に迫るなら必見!

今回、現在上流SEとして活躍している二人のエンジニアの方へ、事前に用意した三つのテーマに関する内容を中心にインタビューを行いました。テストやデバックの重要性や、スキルの習得についての姿勢、上流工程に必要なことなどについて、リアルな視点からお話を伺います。

司会者:國司 壮太郎さん

氏名:國司 壮太郎 (以下 :と表記)

経歴
2009年に新卒入社
ITインフラエンジニアを1年経験
IT営業を5年経験
ITエンジニア キャリア採用を7年経験

出身:埼玉県
スポーツ:野球、アメフト
特技:イベント司会

イベント登壇者

紀伊國 洋さん

2015年に現在勤めている会社へ入社

大手システムのインテグレータのシステムコンサルタントとして、システムアドバイザリーや開発プロジェクトPMO、新サービス立ち上げ、データ分析業務に従事。

勤務先の会社におけるデータ分析業務の拡大のため、プリセールスやプロジェクト管理も並行して行う。前職では約13年間、解析技術者・ソフトウェア開発エンジニアとして構造解析(FEM)や設計システム構築、鉄道管理維持システム構築などに従事していた。

(以下 :と表記)

竹内 秀彦さん

2019年に現在勤めている会社へ入社

ソフト分野のエンジニアとして、某鉄道会社関連の勤怠システム刷新プロジェクトへ、基本設計フェーズから参画している。システム仕様や移行切替方針の検討から、検証及びリリース準備に従事。

前職では、プログラマーとして金融系システムの改修や、同社にてSESの営業職に従事。

(以下 :と表記)

現在活躍中エンジニアに聴く!3つのトークテーマ

國:本日は、事前に用意した3つのテーマを用意いたしました。現役活躍中のエンジニアのお二人に、ご意見をいただきたいと思います。

テーマ1:テストやデバックのシステム開発における重要性

國:ではまず、一つ目のテーマについての質問です。テストやデバックは、システム開発においてどのような位置付けにあるのでしょうか?

竹:そうですね。プログラム機能だったり、システムの品質を担保したりする上でとても重要な工程だと考えています。これが蔑ろになってしまうと、後続の工程が進まないですとか、最悪の場合システムリリースができなくなってしまうと思います。

國:たしかにそうですよね。紀伊國さんはどうでしょうか?

紀:そうですね。やはり、テストやデバックはシステムの品質を作り込んで確認する工程なので、当然作っている私たちは「できている」と思って出すわけですが、やはりお客様の目線で確認する必要がありますよね。そこでしっかりと品質を確認できないと、お客様への提供はできないと感じています。「砦」という感じでしょうか。

國:最後の砦という感じなのですね。お二人も、キャリアの初めにはテストやデバックの経験があるかと思いますが、それをやっていた時は、テストやデバックの重要性に気付けていたんですか?

紀:いや……目の前のことに一杯一杯で、気付けたかというと……。(笑)当時は、客観的に見る余裕がなかったです。今だから、大切さがわかるという感じですね。

そうですね……。やはり、その時はその作業に夢中になっているという感じだったのでしょうか。上流工程に行ってから、初めて気付くということですね。

竹:はい、あの時に今のこの視点があれば、もっと良くできたと感じる部分はあります。

テーマ2:テスターやバッカーのスキル習得に関する実情

國:一つ目のテーマと関連して、テスターやデバッカーのスキル習得が難しいという声をSNSや面接時に多く聞くのですが、ここって実際はどうでしょうか?

竹:スキルがつかないということはあまりないと私は思っています。テストをする目的をしっかり理解したり、他の工程や前工程を意識したりすることが大切なのではないでしょうか。自分が主体的に情報をキャッチアップして取り組んでいくことで、幅が広がっていくと思います。

國:具体的に、どのような動きをすればそのようなプラスな動きに繋がるのでしょうか。

竹:私はテストのチェックリストを作った目的や、プログラムの目的、プログラムを使う人たちはどのような業務で、どんな視点で使用しているのかなどを意識すると良いと思います。

國:なぜそうなるかを深掘りしていく作業が大切なんですね。こういった深掘りは、上流工程の理解にも繋がりそうですね。紀伊國さんはどうでしょうか。

紀:竹内さんと同じ意見です。
なぜこの確認をするのか、と思えるかどうかの差だと思います。このテスト項目で何を確認したいのかを想定した時、その前の工程やお客さんの立場に立って考えると、この項目だけで十分なのか?という視点を持てるようになります。
私はあまり上流や下流と隔てて考えるのを良いとは感じないのですが、その視点は、上流工程側に近い発想かもしれないですね。

國:確かにそうですね。テストやデバックは下流の肯定と捉えられがちですが、上流でも必要とされる視点が組み込まれていますね。いかに、ユーザーの視点を考えて捉えていけるかが大切なのですね。

テーマ3:上流工程において必要なこと

國:今お二人は上流工程で活躍されていますが、実際にテスターやデバッカー、プログラマーから上流工程に進んだタイミングがあると思います。
おそらくその際には驚いたのではないかと思うのですが、今上流工程で活躍している中で、上流工程において必要なことや、今から準備できることなどがあれば教えていただけますか。

竹:私は、コミュニケーション能力がとても重要だと感じています。
上流に行くと、よりお客さんのお話を聞いたり、どういう業務をやっているかを聞いたりすると思います。その際に、ここまではシステムでできるけれど、ここは時間を頂くといったことを、しっかりと言葉で説明させて頂く必要があります。
相手の話を聞き、エンジニアとしてどう対応できるのかを説明する必要があるため、コミュニケーション能力が必要であると感じます。

國:相手と的確に会話をしていくコミュニケーション能力と、お客様の要望と実現可能な領域を整理しながら会話をしていくスキルが必要なんですね。そういった内容は、会話のみで終わるのでしょうか。それとも、メールなどに残しますか?

竹:そうですね、今はドキュメントにも残すことが主流だと思います。メールやチャットから、振り返れるようなプロジェクトが多いです。

國:竹内さんは営業職からの転職ということでしたが、上流工程に配属になった際には大変さもあったのではないでしょうか。

竹:そうですね。自分はシステムの情報が他の人よりも少ないという部分があり、情報のキャッチアップにおいては努力しました。また、お客様にどのように噛み砕いて伝えるかも大変だったと思っています。会社の先輩方のフォローにも助けて頂きました。

國:ありがとうございます。紀伊國さんはどうでしょうか。

紀:そうですね。竹内さんも述べられていましたが、コミュニケーション能力はやはり大切だと思います。お客さんに対して、技術的な用語をどうイメージしやすくするかを考える上で重要です。あと、世の中にある技術をジャッジする能力や、網羅的に知識を収集できるアンテナも重要だと思います。私は今でも難しいと感じますね。

國:常に新しい情報を収集していく態度も、確かに大切ですよね。ご回答ありがとうございます。

現役エンジニアに質問!直近に行っている仕事の大変さは?

taihenn

國:三つのテーマについて的確なご意見を頂き、ありがとうございました。今お二人の直近の仕事では、どのような大変さがありますか。

竹:そうですね、私はプロジェクト自体が大変で、切り替えがどうしても上手くいかなくて切り戻しを行ったということがありました。問題が発生した際に戻すためのプランは作っているのですが、いざ実際に戻すとなると非常に大変です。念には念を入れることが大切であると痛感しました。

紀:私はあまり変わりはないですが、見積もりを色々と作成している状態です。会社の売りは何にするのかを、考えていかなければいけないので少し大変です。

エンジニアとして成長するのに必要なことって?

hituyou

今回のイベントでは司会の國司さんに、エンジニアとしての成長の秘訣を語ってもらいました。以下では、重要な項目を抜粋して要約しているので、ぜひ参考にしてみてください。

お客様から信頼をおかれる技術を習得する

エンジニアとしてお客様からの信頼を得るには、自分自身が人材として成長し、信頼される技術力を持つことが重要です。DXやクラウドをはじめとする最先端の技術や、これから伸びる可能性が高い産業や業界、上流工程の技術まで幅広い知見を身につけることで、より信頼される人材として成長することができます。

コンサルティング能力を取得する

コンサルティング能力を身に付けることで、エンジニアはよりお客様の要望に答えられるようになります。お客様の問題を把握した上で、問題の解決に対する提案や成功のために並走できるように働きかけることが大切です。

幅広いスキルを身につける

エンジニアは、クラウドやセキュリティ、プログラミング言語やデータサイエンス領域など、幅広い領域の中から自身に必要なスキルを判断し習得していく姿勢が求められます。スキルを身につける際には本質を理解し、専門的な知識がない人へ向けても説明できるようにすることがおすすめです。

エンジニアとしての目標や希望などのキャリアを明確にする

エンジニアとしてより活躍したい場合には、「どう成長したいか」「どのようなプランを思い描いているのか」を明確にしておくことが大切です。明確な目的があることによって、自分が学ぶべきスキルや知識はなんなのか、そのために今どのようなことをすれば良いのかを意識できるようになります。

会社内におけるコミュニティーに積極的に参加し、人脈を作る

チームを超えたつながりを大切にし、先輩から技術のことを学んだり、フォローしあえるような人脈を作ることが成長に大切です。自分一人での学びが大切なのはもちろんですが、既に経験やスキルを有している先輩のフォローを受けることで、より成長することができます。

まとめ

matome

今回は、現場で活躍しているエンジニアが考える「デバックやテスト」のあり方や上流工程で必要なことを中心にお話頂きました。どのような目的が今行っている作業の背景にはあるのか、ユーザー側の客観的な視点を意識することで、今スキルで思い悩んでいる人であってもより向上させることが可能です。新しいことに挑戦し主体的に取り組むことで、よりエンジニアとして成長することができます。ぜひ本記事の内容を、エンジニアとしてさらに活躍するきっかけとしてみてはいかがでしょうか。

あなたのスマホ、実はアプリで溢れているかも?驚きの平均ダウンロード数!

あなたのスマホ、実はアプリで溢れているかも?驚きの平均ダウンロード数!

2024.02.14

記事を読む

お役立ち

【2024年】現金派vsキャッシュレス派!アンケート結果で分かる争い

【2024年】現金派vsキャッシュレス派!アンケート結果で分かる争い

2024.01.12

記事を読む

お役立ち

【SES企業って実際どうなの? 】SES企業の実情と将来性とは?

【SES企業って実際どうなの? 】SES企業の実情と将来性とは?

2023.02.28

記事を読む

特集