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フルスタックvsスペシャリストを徹底比較〜働き方で迷う方必見!〜

2022.09.12最新更新日 2024.01.09

フルスタックvsスペシャリストを徹底比較〜働き方で迷う方必見!〜

フルスタックとスペシャリストって、そもそも何?

フルスタックとスペシャリストって、そもそも何?

ここでは、「フルスタック」と「スペシャリスト」という言葉の意味を解説します。

フルスタックとは

フルスタックとは、幅広いスキルや知識を兼ね備えた上で業務を行なっている人材のことです。エンジニアの場合、アプリケーションやハードウエアの知識を持っている人や、サーバーサイドからフロントエンドに関する業務までこなせる人など、その定義は広範囲にわたります。一人で様々な領域の業務を横断的にこなす人材を、フルスタックエンジニアと呼ぶことが多いです。最近ではパブリッククラウドが普及してきており、包括的に業務をこなすことができるフルスタックとして働く人が増えてきていますが、IT人材の枯渇により、フルスタックエンジニアの人数は業界的にはそこまで多くはないことも事実です。

スペシャリストとは

スペシャリストとは、ある特定の分野において高いスキルを持つ人材を示しています。一つの分野に特化している専門性を持ち、自身が得意な領域で活躍し業務に貢献する働き方です。スペシャリストとして働くエンジニアは、フルスタックとは異なりより専門性の要求される業務に携わります。スペシャリストの場合、自分一人でシステム構築を完結させることはできないため、各分野でスペシャリストとして働くエンジニアと協力しながら働くことが多いです。

フルスタックのメリットは?

フルスタックのメリットは?

フルスタックのエンジニアとして働く上で、知識や技術の幅広さを活かした生産性の向上や、企業からの需要などさまざまなメリットがあります。

開発における生産性を向上できる

フルスタックエンジニアは、幅広い業務に携わることが可能です。そのため、業務を行う際にはチーム内の状況に応じて臨機応変に対応することができます。人手が不足している場合には自身がその業務の支援を行うことで、業務の進行を円滑化し、開発における生産性を向上することが可能です。また、異なる技術領域で働く人材と話をすることができるため、領域ごとの連携にも貢献することができます。

会社から貴重な人材として重宝される

フルスタックエンジニアは、一人でこなすことのできる業務領域が広いため、会社から重宝される人材です。通常、会社はバックエンドやサーバーの運用、開発を依頼するための専任のエンジニアを雇い、育成する必要があります。しかし、フルスタックエンジニアを雇うことで外注費や人件費の削減をすることが可能です。そのため、フルスタックエンジニアは希少人材として現場で重宝されています。

年収も高い傾向にある

対応できる業務の範囲にもよりますが、一般的にフルスタックエンジニアの年収は高い傾向にあります。平均年収は、500万円から850万円ほどです。持っているスキルや知識の幅の広さに専門性や経験が伴っているほど、年収は高いです。そのため、一定水準での専門性を維持しながら幅広い業務に携われる場合は、より高い年収を望むことができます。

参考:https://www.acrovision.jp/career/?p=3135

IT業界において将来性が高い

フルスタックエンジニアの強みとして、自分が提供できる技術領域が広いことが挙げられます。IT業界のトレンドは目まぐるしく変化しています。その中で、もし特定の言語やスキルが廃れてしまった場合でも他の技術領域での仕事ができます。仮に自分が今持っている特定のスキルの需要が減ってしまっても、他に持っているスキルでカバーできるでしょう。特定領域のスペシャリストの場合には、そうはいきません。自分の専門領域が廃れてしまった場合に需要が大きく下がることが予想されるため、VUCAの時代にフルスタックエンジニアとして働くメリットは大きいと言えるでしょう。

フルスタックのデメリットは?

フルスタックのデメリットは?
フルスタックエンジニアとして働く際には、以下のようなデメリットがあります。

常に知識のアップデートが必要である

フルスタックエンジニアとして働く際には、幅広い業務に対応するため、常に知識の向上をおこなっていく必要があります。自身のスキルや知識の幅が収入に直結する働き方であるため、日々学習を行うなどの自己研鑽が大切です。フルスタックエンジニアには、常に主体的に学ぶ姿勢が求められます。

各分野における専門性が低くなる

フルスタックエンジニアは、対応できる分野が多岐に渡る分、各分野における専門性はスペシャリストと比較すると低いです。特定の分野に特化しているわけではないため、専門性が高い業務を引き受けるのは難しい場合もあります。そのため、こなすことのできる知識の幅を可能な限り広めておくことがおすすめです。

スペシャリストと比較すると給料交渉が難しい場合もある

フルスタックエンジニアは、スペシャリストと比較すると給料交渉が難しい場合もあります。高単価な仕事は、専門的な知識がある人材が求められる場合が多く、専門的な知識があるスペシャリストと比較して給料が上がらない場合があります。しかし、フルスタックエンジニアは希少価値の高い存在であることは変わりありません。フルスタックエンジニアとして経験や知識を積んでいくことで、活躍しより高い収入を得られる人材になることができます。

スペシャリストのメリットは?

スペシャリストのメリットは?
スペシャリストのエンジニアとして働く上では、知識の専門性に関連したさまざまなメリットがあります。

特定の分野で専門の知識を活かして働ける

スペシャリストは特定の分野に特化しているため、専門性の高いエンジニアでの仕事でパフォーマンスを発揮することが可能です。自分が関心のある分野の知識に特化して働き、特定の技術を追い求めることができます。近年需要が増加傾向にあるAIやデータサイエンスをはじめとする知識の習得には、長い時間が必要です。長い時間をかけて習得される専門性のあるスキルは、今後さらに需要が高まると考えられています。

自分の知識をベースに即戦力として対応できる

スペシャリストの場合は、既に専門知識を持った状態から新しいプロジェクトに携わります。そのため、即戦力としてチーム内で活躍することが可能です。また、新しい知識やスキルを習得するための時間を多く要する必要がなく、業務を速やかに行うことができます。そのため、即戦力として企業から求められることも多いです。

特定の分野に特化した人材として、給与交渉がしやすい

スペシャリストとして特定の分野に特化している人材は、即戦力になりやすいです。また、同様な専門性を持つ人材の数も限られるため、仕事を探す際の競合相手も少なくなります。そのため、企業との給与の交渉を行いやすいです。フルスタックエンジニアでは請け負うことができないような、専門性が問われる業務に携われる機会が増加します。専門性を発揮していくことによって高単価な案件を獲得し、収入を増加することが可能です。

スペシャリストのデメリットは?

スペシャリストのデメリットは?

スペシャリストのエンジニアとして働く際には、以下のようなデメリットがあります。

他の職業に就きづらい

スペシャリストはその専門性の高さから、転職時に他の職種を候補に入れるのが難しくなります。また、社内での配置の転換が行われた際にも、対応することが難しい場合が多いです。

昇進の際にコミュニケーション能力が求められる

スペシャリストが専門分野内での様々な知識を身につけていくことで、フルスタックエンジニアとして昇進するケースがあります。フルスタックエンジニアになった場合は、連携を取れるコミュニケーション能力が必要です。そのため、コミュニケーションが得意ではなかったり、他の業務について詳しくなかったりすると、昇進が難しいことが多いです。

仕事が限られるため、収入が安定しにくい

スペシャリストの仕事は専門的な業務が多いです。可能な業務が専門性により限られるため、自分にあった仕事が回ってこない場合には収入が安定しにくいことがあります。また、自身が専門とするスキルが時代のニーズに沿わなくなり、新しいスキルへの移行を行わない場合も、年収が下がる可能性が高いです。専門とするスキルは持ちながらも、時代のニーズによっては新しいスキルへと移行する考えを持ちながら、スペシャリストとして働くことをおすすめします。

フルスタックとスペシャリストを、表で比較する

フルスタックとスペシャリストを、表で比較する

以下の表は、フルスタックとスペシャリストのメリット・デメリットを比較したものです。自分に合った働き方を悩んでいる際に、活用することをおすすめします。

フルスタック スペシャリスト
《給与面》での メリット ・人材として重宝される場合が多く、年収が高い傾向にある ・給与交渉がしやすい
《キャリア・仕事面》での メリット ・開発における生産性が高い
・IT業界において将来性がある
・特定の分野で専門の知識を  活かせる
・即戦力として活躍できる
《給与面》での デメリット ・収入を上げるのが難しい場合もある ・仕事が限られるため、収入が 安定しにくい
《キャリア・仕事面》での デメリット ・常に知識のアップデートが要求される
・仕事の負担が大きい
・各分野における専門性が低い
・他の職業につきづらい
・育成コストがかかる
・場合によってはスキルのアップデートが必要

まとめ

フルスタックとスペシャリストには、知識やスキルの幅広さ、専門性を活かした働き方とそれぞれのメリットがあります。 マルチに対応できる人材を目指すか、一つの技術を追求するか、自分に合う働き方を検討してみてください。

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